耐震補強の費用相場と補助金制度について

市町村が実施している無料の木造住宅住宅の耐震診断までは実施するのですが、その先の「耐震補強設計」、「耐震補強工事」まで進まず、放置される方が多いのが現実です。

近年は大地震が頻発しており、住宅倒壊による下敷きで多くの犠牲者が出ています。特に昭和56年以前の木造住宅に大きな被害が出ています。ぜひ耐震補強工事をして命を守っていただきたいと思います。

目次

耐震補強設計とは

住まいのどの部分が地震に対して弱いのかを見極め、補強計画を立案し、設計図面を作成します。

設計費用の目安ですが、35万円~45万円が平均的な金額です。

耐震補強工事とは

設計図書に基づき見積りを作成し、契約後、補強工事や劣化箇所の補修などを行います。

工事費用の目安ですが、150万円~250万円が平均的な金額です。ただし耐震補強工事と同時に行われる、リフォーム工事は含まれていません。

補助金について

市町村では耐震補強工事費用の一部を補助する制度が設けられています。(対象条件あり)一宮市では評点を1.0以上とする耐震改修工事に対して、最大100万円を限度とした補助事業が設けられています。

注意点としては、年度ごとの募集となるため、一宮市では12月15日に補助申請受付終了となり、工事完了報告書を2月10日までに提出しなければいけないのです。

補助金を使う方は、余裕を持ったスケジュールで工事業者に発注しましょう。

詳しくは下記の一宮市ホームページをご覧下さい。

補助金は後払いです。まずは業者に工事金額を支払わなければいけません。工事完了報告書を提出して、精査された後、補助対象金額が決まるため、手持ち予算を確保しておきましょう。

まとめ

熊本地震で耐震補強工事を行った家で倒壊したものはなかったという報告がなされています。
確実に安全性が高められている結果が出ています。ぜひ補助金を活用して、耐震診断の次のステップに進みましょう。

参考資料として「木造住宅の耐震リフォーム」パンフレットがとても分かりやすく耐震改修についてまとめられていますので一読をお薦めします。

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